HOME » 敵は「むくみ、たるみ」 » ほんとは怖い!むくみの病気

ほんとは怖い!むくみの病気

顔痩せで腎臓病を発見?

体内で水分を調節する役割を果たす臓器が、腎臓です。
そのため、腎機能が低下して腎臓病を発症している際に、
よく見られる症状が「むくみ」なんです。

ただし、腎臓病の種類によって、むくみ方や場所は異なります。

顔のむくみでいちばん多いパターンの、朝起きたときに顔全体、
特にまぶたにむくみが見られるケースでは、最悪の場合、急性腎炎の疑いがあります。

この病気は子供や若い年代層に多く見られ、高熱にともなうのどの痛みなどが起こり、

抗生物質などの治療で症状がおさまった1〜2週間後に発病するケースがほとんど。

初期症状は、尿が濃くなることと尿量の減少。そして、まぶたの腫れです。
そのうち全身がだるくなり、食欲減退などの症状が見られるようになるとか。

一方、慢性腎炎の場合には、むくみの症状はあまり見られないようです。

ひょっとして肝臓病?

肝臓を体内の毒素を分解するだけの臓器だと思っている人も多いのでは?


私もそう思ってました。ところが、肝臓には腎臓と共に体内の水分量を調節する
重要な役割もあるんです。

水分量を調節する際に使われるのが、肝臓で合成されるタンパク質。
肝機能が低下するとタンパク質の合成が行われなくなり、血液中のタンパク質が欠乏してしまいます。

この血液中のタンパク質には血管内に余った水分を引き寄せる性質があるのですが、
タンパク質が不足すると余分な水分をうまく回収できなくなるのです。

じゃあ、余った水分はどこへ行くかというと、皮下組織に溜まってしまう。
これが、むくみの原因です。


あまりにひどいむくみが続く場合は、肝臓病を発症している疑いがあるので
早めに病院で診察してもらうようにしてください。
 

まさか心臓病?

腎臓や肝臓の機能障害が、むくみに関係するのは理解できるけれど、
まさか心臓病でも、顔や体がむくむなんて普通は考えませんよね?

心臓は全身に血液を送り込むポンプの役割を果たしていますが、
機能が低下すれば当然、血液を送り出すパワーが落ちます。

そうなると血液の流れが悪くなり、心臓に戻るはずの血液量も減ってきます。

その結果、余分な水分が全身に溜まるようになり、むくみの症状が現れるのです。

考えたくはありませんが、むくみの原因が心筋梗塞や心不全などの心臓病というケースもあるんです。
 

ほかに考えられる病気とは?

女性の場合、妊娠中毒症に罹ったときにも、むくみの症状が見られます。

その他、体内の水分循環に関係する血管やリンパ管に何らかの障害があるケース、
水分の代謝に関係する栄養素ビタミンB1不足で起こる脚気、
貧血などの病気の際にも、むくみは見られます。

単なるお酒の飲み過ぎや塩分の摂り過ぎ、運動不足による発汗量の少なさだけが
むくみの原因ではなく、恐ろしい病気の症状というケースもあります。

心配し過ぎるのもどうかとは思いますけれど、
あまり軽く考え過ぎない方がいいかもしれませんね。